バナー・OGP画像の作り方|AIを使ってSNSや一覧で伝わる画像にする
記事がSNSで共有されたときに表示されるOGP画像や、サイト内のバナーは、小さな面積で一瞬で伝える必要があります。基本のサイズと設計、AIを使った効率的な作り方、公開前の確認項目を解説します。
ブログ記事をSNSで共有したときに、タイトルと一緒に表示される画像。サイト内でキャンペーンや資料請求へ誘導する横長の画像。こうしたOGP画像やバナーは、毎月のように必要になるにもかかわらず、場当たり的に作られていることが多いものです。
OGP画像(Open Graph Protocolという仕組みで指定する、SNSなどで共有されたときに表示される画像)やバナーは、スマホの小さな画面で一瞬だけ目に入るものです。じっくり見てもらえる前提では作れません。だからこそ、伝える内容を絞り込む設計と、毎回同じ品質で作れる仕組みが大切になります。
この記事では、OGP画像とバナーの基本、伝わる画像の設計のポイント、AIを使って効率よく作る手順、公開前の確認項目を解説します。
OGP画像とバナーの基本
OGP画像とバナーは、どちらも「小さな画像で次の行動を促す」点で共通していますが、表示される場所と目的が異なります。
| 項目 | OGP画像 | バナー |
|---|---|---|
| 表示される場所 | SNS、チャットツール、一部の検索・ニュースサービス | 自社サイト内、広告枠など |
| 主な目的 | 記事やページの内容を伝え、クリックしてもらう | 特定のページ(資料請求、イベントなど)へ誘導する |
| サイズの目安 | 横長の1200×630ピクセル前後がよく使われる | 設置する場所に合わせて決める |
| 注意点 | サービスによって表示の切り取られ方が違う | 周囲のデザインから浮かないようにする |
OGP画像の推奨サイズや表示のされ方は、SNSごとに異なり、仕様が変わることもあります。2026年時点の一般的な情報として上の目安を挙げていますが、最新の条件は各サービスの公式情報を確認してください。端が切り取られても困らないよう、重要な文字は画像の中央寄りに配置するのが基本です。
伝わる画像を設計する4つのポイント
1. 伝えることを一つに絞る
小さな画像に情報を詰め込むと、何も伝わりません。OGP画像なら記事の主題、バナーなら「何をすると何が得られるか」の一点に絞ります。
2. 文字は少なく、大きく
スマホの画面で表示されたときに読める大きさかを基準に考えます。文字数の目安は、メインの言葉で15字前後、補足を入れても2行程度に収めると読みやすくなります。記事タイトルをそのまま全部入れる必要はありません。
3. 型を決めて使い回す
毎回ゼロからデザインすると、品質がばらつき、時間もかかります。文字の位置、背景、ロゴの置き場所を決めたテンプレートを2〜3種類用意し、文字と背景だけを差し替える運用にすると、統一感と効率を両立できます。CanvaやFigmaなどのデザインツールでテンプレートを作っておく方法が一般的です。テンプレートには「文字は何字まで」「背景に使ってよい画像の種類」といった簡単なルールも添えておくと、担当者が替わっても同じ品質で作れます。社内の誰でも作れる状態にしておけば、記事を公開するたびにデザイナーに依頼する必要がなくなり、公開までの時間も短縮できます。
4. サイトのトンマナに合わせる
OGP画像はサイトの外で表示されるため、サイトの第一印象にもなります。色や書体はブランドガイドラインに合わせ、どの記事の画像を見ても同じ会社のものだと分かるようにします。
AIを使った効率的な作り方
AIは、画像に入れる言葉づくりと、背景素材づくりで特に役立ちます。次の手順で進めると効率的です。
- 伝えることを決める:記事やキャンペーンの内容をAIに渡し、「この画像で一番伝えるべきことは何か」を一緒に整理します。
- 画像用の短い言葉を作る:AIに15字前後の案を10個ほど出してもらい、人が選んで調整します。
- 背景を用意する:撮影写真、素材、または画像生成AIで作った抽象的な背景から選びます。文字が読みやすいよう、背景は控えめなものを選びます。
- テンプレートに当てはめる:決めた型に言葉と背景を入れます。画像生成AIで作った画像の中に文字を直接入れると崩れやすいため、文字はデザインツールで後から載せます。
- スマホで確認する:実際の表示サイズに縮小して、文字が読めるか、何の画像か一瞬で分かるかを確認します。
- 共有時の表示を確認する:公開後、SNSやチャットツールにURLを貼ったときにOGP画像が正しく表示されるかを確かめます。
プロンプト例
- 「以下の記事をSNSで共有するときのOGP画像に入れる言葉を考えています。記事の要点が一目で伝わる、15字前後の短いフレーズを10案出してください。誇張した表現や、記事に書かれていない約束は避けてください。」
- 「資料請求ページへ誘導するバナーの言葉を考えています。読者は導入を検討中の総務担当者です。『何が得られるか』が伝わるメインの言葉と、ボタンの文言の組み合わせを5案出してください。」
「無料」「必ず」「最安」などの強い言葉は、事実と合わない場合、誇大な表示と受け取られるおそれがあります。AIが出した言葉をそのまま使わず、内容が事実に即しているかを必ず確認し、判断に迷うときは専門家に相談してください。
公開前の確認項目
作った画像は、公開前に次の項目を確認しましょう。
- スマホの画面で縮小表示しても、文字が読めるか
- 伝えたいことが一つに絞られているか
- 重要な文字やロゴが、端で切り取られる位置にないか
- 色や書体がブランドガイドラインに沿っているか
- 画像の内容と、リンク先のページの内容が一致しているか
- 誤字・脱字、日付や数字の誤りがないか
- バナーの場合、画像内の文字と同じ内容を代替テキストに入れているか
- 人物や他社の商品などが写っている場合、使用してよいものか確認したか
特に「画像の内容とリンク先の一致」は見落としがちです。画像で期待させた内容がリンク先になければ、訪問者はすぐに離れてしまいます。キャンペーン終了後に古いバナーが残っていないかも、定期的に確認しましょう。
まとめ
OGP画像とバナーは、小さな面積で一瞬で伝えるための画像です。伝えることを一つに絞り、文字は少なく大きく、型を決めて使い回すことで、品質と効率を両立できます。AIは言葉の案出しや背景づくりに活用し、文字の配置と最終確認は人が行いましょう。
次にやることとして、自社サイトの記事URLをいくつかSNSやチャットツールに貼り付けて、OGP画像がどのように表示されるかを確認してみてください。画像が出ない、文字が読めないといった問題が見つかれば、まずはテンプレートを1つ作るところから始めましょう。